アラサーリケジョの寄る辺

迷いながらもそれなりに人生を謳歌するアラサーリケジョの日常

【餅は餅屋】「太陽とボレロ」

10/3:いつの話やねん!と思いつつ観た直後に書いてたので
このあと、メタモルフォーゼの縁側、ハガレンの後編、キングダムなども観たんですが、色々予定外に忙しくて

 


久し振りに近隣のホーム(?)の映画館で観てきました。
公開初週から小さい箱か~と思ったけど、日曜昼でそんなに入ってなかったので妥当なのかもしれない……(郊外シネコンなのでスクリーンはそれなりに大きいはず)

 

素敵なオーケストラ演奏が映画館の音響で聴けたのはよかった!
お芝居もよかった分、お話が平板だったのが残念だったな……
役者監督で演出をされるのはいいと思うんですが(役者さんは水谷さんに演出してもらえてよかっただろうし、それゆえの良さもあっただろうし)、原案出して脚本はプロにお任せするのがいいんじゃないかと思いました……

 


※以下、ネタバレ含むメモ(ストーリーマイナス寄り)

 

・冒頭とラストの西本さん指揮のイルミナートフィルの演奏を映画館で聴けたのは最高でした!(133分もやるならもっと聴きたかった……)

・お話がただただ「財政難に陥ったアマチュアオーケストラが解散する」だけの話なのが残念。よくいえば丁寧だけど、悪く言えば冗長。・唯一ターニングポイントっぽい展開があるのだが(お別れコンサートのあれ)、飛び道具過ぎて没入感が……
・音楽的教養が足りてないせいかもしれないんですが、結局『太陽とボレロ』にはどんな意味が……(藤堂さんが感銘を受けた本だということは分かったけども)
アマオケの話なので、プロになれなかったからアマチュアに甘んじてて……みたいな葛藤とかもあるのかと思いきや全然なかった笑
・解散決定までも結構長いんだけど、理子さんにいまいち感情移入できないので、解散が決まってしまってもあまり残念な気持ちになれない
・さまざまキャラクターが出てくるので、解散決定に際しても、さっさと次のオケを探すクールなキャラとか、存続に奔走するキャラとか色々いていいはずなのに、皆さん一様に聞き分けがよい笑
・指揮者が嫌われてるのはいいんだけど、さすがに解散コンサートだし……って双方歩み寄るのかと思ったけどそうではなかったですね苦笑
パトロン二人とも楽器できる(のか?、理子さんは音大で何を……)音楽を愛してるんだろうから、解散コンサートでは演奏してもよくなかった?
・理子さんは音楽を諦めて家を継いで、お母さんも大変で……ということは伝わるのですが、別に鶴間さんと上手くいっててもよくない!? 名家っぽいけど、鶴間さんも社長(家業っぽい?)なんだし何だかんだ認めてもらえたでしょ!? 別にパートナーになってても違和感ない二人が18年以上同志止まりだったのよく分からない……
・圭介君とあかりちゃんの5年間もよく分からない……5年もぼんやりしてたらあかりちゃんかっさらわれてるでしょ!? 多分結構いい加減そうな男やけどあかりちゃんは圭介君でいいの!?
・解散コンサートにフォーカスして、何曲かやりながら解散までのドタバタを振り返る……みたいな構成はどうでしょう……せっかくなのでもっと演奏を聴きたかったです(これに尽きる)
せめてボレロをフルで……(フルじゃなかったですよね?)

 

・壇さんは大変お綺麗でした
・石丸さんのサックス素敵だった~声楽でもいいんだがなぜあえて演奏者の役じゃなかったのか笑
・森さんバイオリンうま~~と思ったら特技(10年もの)だったんですね笑 でもその特技で初映画で大役を勝ち取れたんだろうしすごい
・軽くて緩い町田くんも好きなのでありがたかった。お腹緩い町田啓太も、課長の話聞いてない町田啓太も部活敬語使う(~っすのあれ)町田啓太もよかったです。


ドラマで長年貢献した分、好きなように(?)作れた映画なんだろうな~
なかなか大胆な出演ではありましたが、西本さんはめっちゃ宣伝になっただろう(コンサート行きたくなったもんな)